こんばんは!
前回は「チキン」の話をしました。
そんなチキンを快晴の空のもと、爽やかな風を感じながら食べれたら良いですよね!?
韓国では、それが可能なのです。
ペダル
ブゥゥゥゥン~、もの凄い勢いで走り去って行きます。
韓国の街中では、バイクが至るところで走っていることに気が付きます。
これって、多くが配達や出前なのです。
韓国映画やドラマを見ていると、出前をとってチキンやジャージャー麵を食べるシーンがよく登場します。
多くの国でも配達システムは整っていますが、韓国は驚くほど配達文化が発達しています。
食に関して言えば、その場所です。
日本では寿司やピザを頼むときは、自宅に届けてもらうことが多いですが、韓国では、この配達システム「배달(ペダル)」を利用すれば、川や公園にいても電波がある限り注文が可能なのです。
韓国の配達は場所や時間を選びません。
実際に、ソウルの漢江の公園でチキンを頼んだのですが、当たり前のように配達してくれました。
私は初めての体験だったので驚きと嬉しさで気分が高揚したことを覚えています。

チラシ配り
韓国では、繁華街などで飲食のチラシを配っているおばさん(アジュンマ)がたくさんいます。
漢江も例外ではなく、地下鉄の出口から出ると、チラシ撒きのアジュンマがたくさんいます。
チラシには写真やメニューが書いてるのですが、その種類の多さに驚きます。
韓国では、出前ができないものはないのではないかと思うくらいです。
チキンやピザは当たり前、チゲなどの韓国料理全般、ジャージャー麵や酢豚などの中華料理、何と!パッピンス(かき氷)もあります。
韓国に行く機会があれば、チラシをもらい見てみると、とても面白いですよ。
携帯アプリ
羨ましい、このアプリ。
便利過ぎます!
何かというと、配達専用アプリ。
実際に頼んでいるところを見ましたが、ボタン1つで配達可能です。
ちなみに、韓国で有名な配達専用アプリは、「여기요(ヨギヨ)」「배달의민족(配達の民族)」などです。
何と!この2つのアプリの累計注文数は億を超えているとのことです。
韓国の人口5,000万人強を考えれば…凄いことです。
また、この韓国の配達市場は1兆円を超える規模であり、単身者の増加、消費者の高齢化など、世の中のニーズの変化に柔軟に対応してきているのでしょう。
さらに、今後は世界的にみても可処分所得の減少などから、外食産業が縮小し、中食産業が増加すると予想されています。
(中食産業…「外食」と、家庭で調理をして食事をする「内食」の中間的な食事形態であり、外部で調理されたものを家庭に持ち込んで食事をすることを「中食」と言う。)
今後は、韓国同様、日本でも生活のインフラとして浸透して配達ビジネスはどんどん進化して行くのかなぁ…恐るべし、この便利な世の中。

機会があったら韓国の出前を体験してみるのも面白いと思います。
配達も早くて、店と変わらない料理を食べることが可能です。
つづく