こんばんは!
以前のブログに書きましたが、私は韓国の「漢江」が好きです。
春夏秋冬、季節毎にさまざまな顔をみせてくれます。
そんな漢江では、いつもピクニックを楽しそうにしている人たちがたくさんいます。
その中で、最も羨ましい姿は、チキンとビールを食べている光景!
(「치킨」(チキン)と「맥주」(メッチュ/ビール)を合わせて、「치맥」(チメッ)という言葉もあります。)
私も漢江でチメッがしたいです。
驚きのチキン専門店の数
韓国料理と言えば、キムチや焼き肉、参鶏湯といったイメージがありますが、実は「チキン」も国民食とされています。
チキンは老若男女問わず好まれていて、既に「韓国料理」と言っても過言ではないぐらい独自の発展を遂げています。
また、韓国人に「ビールによく合う食べ物は?」と聞くと、多くの人が「チキンでしょ~」と答えるのではないかと思います。
そんなビールと一緒に楽しめるチキン専門店が韓国にはたくさんあります。
なんと!その数は3万店舗以上と言われており、世界中のマクドナルドの店舗に匹敵する数なんです。
(ちなみに、世界で最も多いフランチャイズ店はセブンイレブンで5万6000点以上、続いてサブウェイが続き約4万5000店、そしてマクドナルドが約3万6000店となっています。)
それ程、韓国ではチキンが愛されているのです!

チキンの歴史
私が調べた限り、韓国のチキンの歴史は急速に発展していきました。
1800年代は油は高級品だったので、一般庶民にチキンのような揚げ物は出回りませんでした。
1900年を過ぎると、ソウルには中華料理屋ができ始め、徐々に揚げ物も広まって行きました。
この頃からチキン(フライドチキン)も始まったとされています。
そして、1980年代になると「ペリカーナチキン」という店が出した、甘辛味のヤンニョムチキンが全国的に大ヒット。
1990年代になると「BBQ」がチキン専門店として大きく発展して行きました。
その後は、「校村チキン」「グプネチキン」「BHC」などが、ありとあらゆるチキンのヒット商品を出し、今や旅行をするとチキン専門店を見ない日はないぐらい、韓国のチキンは日常生活に浸透しています。
魔法の大根
韓国には、本当にたくさんの種類のチキンがあります。
しかし、どの専門店にもあるメニューは、衣をつけて揚げたシンプルな「フライドチキン」と甘辛いタレを絡めた「ヤンニョムチキン」です。
これらチキンとビールやコーラを合わせて食べると最高の気分になります!
また、チキンを買うと必ず付いてくるのは甘酸っぱい大根。
치킨(チキン)と무(大根)を合わせて、치킨무(チキンム)と言う名もあるほど、チキン専門の大根です。
このチキンムを食べると、口の中がサッパリとなります!
この魔法のチキンムがあるからこそ、韓国のチキンは活きるんですね!

もちろん日本にもチキンはあるので、「え?韓国に行ってチキン!?」と思う方もいるかもしれませんが、種類もたくさんありますし雰囲気も面白いので、是非専門店に行ってみてください。
つづく