韓国の受験事情~大学修学能力試験(スヌン)の裏側~

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こんばんは!

前回は、韓国の教育制度と特徴について書きました。

今回は、大学修学能力試験(スヌン)について書きたいと思います。

小中高生の入試制度

韓国では、基本的に小学校、中学校、高校入学時には受験がありません

日本のような有名大学の小中高一貫校はありませんし、私立小・中学校もありません

前回のブログで触れた「特殊目的高校」については、入学試験はあります。
(また、自立型私立高校といった特殊目的高校に似た中学校の成績優秀者を選抜する学校は受験があります。)

そのため、小学校から中学校、中学校から高校へと各居住地域の学校に振り分けられます。

その高校では、夜遅くまで教室の電気がついていることが多いです。

これは「自律学習」といって、保護者の私教育費を軽減するために、夜23時ぐらいまで教室を開放し自習をしているのです。

大学入試

先述しましたが、高校も居住地域の学校に振り分けられます。

しかし、現実には、ソウル市の江南のような富裕層の集まる場所からソウル大学をはじめとする有名大学に進学する生徒が多いようです。

それは、優秀な講師をそろえた予備校が集中しているためです。

そのため、わざわざ人生を掛けて引っ越しをする家族も多いのです。

入試「大学修学能力試験(スヌン)」は、毎年11月の初旬に行われます。

国公立・私立・専門大学問わず、すべての大学の合否が、この試験によってが決まります。

将来まで決まるとも言われるほど大切な試験に、韓国の高校生たちは今までの全てをこの1日にかけているようです。

そのため、国を挙げて応援もしています。

公務員や大手企業の社員は出社を1時間程度遅らせたり、外国語のヒアリング試験時には飛行機を飛ばさない、クラクションは禁止などという特別な措置をとっています。

また、その日に限り、遅刻しそうな受験生には、パトカーや白バイで送ることも許されています。

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さらに、ほとんどの高校では休校となり、1・2年生は受験生を応援するために試験会場の入口で待っています。

その応援が独特で、受験生の先輩が現れるたびに「○○高ファイティン!」と歓声を上げて、歌を歌い、太鼓を鳴らして応援合戦をしているのです

こうして応援ムードが高まる一方、親たちは各自が信仰する宗教に合わせ、教会や寺院に行き子供の受験成功を祈っています。

試験内容

試験は、英語、国語、数学、社会/科学/職業探求、第2外国語/漢文の計5領域からなります。

試験開始はAM8:40~PM17:00まで立て続けに試験は行なわれます。

修能の結果発表は1ヵ月後になり、採点から志望校を最終決定し2次試験の準備に入ります。

修能試験」と2次試験の面接試験・論述試験からなる「本考査」、「内申書の成績」を総合して合否が判定されます。

この試験結果が今後の人生を左右すると言っても過言ではないため、韓国の受験生の真剣さは日本の比ではないと言えます。

そのため、韓国では家族全員が協力をします。

例えば、高校3年生になると家のテレビは一切つけない、兄弟の友達を家に入れない、こそこそと動く、など受験生を刺激しないように細心の注意をはらっています。


受験生たちが一世一代の勝負に安心して臨めるよう、試験の日は韓国社会が一丸となってバックアップしています。

世界でも類を見ない光景が繰り広げられます。

テレビをみながら「すごい…」と思う裏には、自分との凄まじい戦いが繰り広げられていたのです。

つづく

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