韓国サッカー選手の兵役義務~ロンドン五輪と日韓W杯の選手たち~⑥

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こんばんは!

韓国の徴兵制度については複数回書いてきました。

私はサッカーをしていたこともあり、今回はサッカー選手に焦点を当てたいと思います。

ロンドン五輪銅メダル

韓国には兵役義務があります。

それは、韓国男性の全てが対象であり、サッカー選手も例外ではありません。

しかし、サッカー選手のようなスポーツ選手には特例があります。

憲法には「オリンピックで3位以上、アジア大会1位に入賞した選手」は兵役義務が免除になる、と書かれています。

実際に、2012年のロンドン五輪サッカー男子の3位決定戦、日本VS韓国の試合では0-2で韓国が勝利して銅メダルが確定しました。
(決勝は、ブラジルVSメキシコで1-2でメキシコが勝利しました。)

その結果、韓国代表の選手たちはサブのメンバーも含め、すべての選手が兵役免除となりました。

ちなみに、メンバーは、日本でも馴染みのある選手が多いです。

監督のホン・ミョンボを筆頭に、

GK チョン・ソンリョン

DF キム・ヨングォン、オ・ジェソク、キム・チャンス、ファン・ソクホ、チャン・ヒョンス

MF キム・ボギョン、ク・ジャチョル、ハン・グギョン、ペク・ソンドン、キ・ソンヨン

FW チ・ドンウォン、パク・チュヨン

などなど、名立たる選手がたくさんです。

サッカーファンの中には、この試合を覚えているかたも多いと思いますが、日本と対戦した「韓国」には鬼気迫るものがありました。

それは、負けたくないという思いのほかに、「兵役免除がかかった試合」だったからと言うのも大きな理由の一つだと思います。

2年間のブランク

鬼気迫る想い…それは当然と言えば当然です。

約2年の軍隊生活で、サッカーに専念できなくなるのは致命的です。

20代というのは、サッカー選手にとって全盛期とも言える時期であり最も輝くときです。

また、その間に2年間も離れることでポジションも無くなる可能性もありますし、大きな収入減にもなります。

さらに、技術や技能が大きく落ちてしまい入隊前の状態に戻せずに、そのまま引退してしまうことになりかねます。

勝つか、負けるかで、その後の人生が大きく変わるために、必死に戦うでしょう。

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しかし、兵役が免除されても4週間の基礎軍事訓練は必ず受けなければなりません。
(免除とは関係なく韓国人男性ならすべて受ける義務です。)

ちなみに、2002年日韓W杯サッカーの韓国代表は4位に終わりましたが、国民の強烈な支持や史上初の快挙ということが重なり、大統領令として兵役義務の免除という特恵を受けています。
(準決勝で0-1でドイツに、3位決定戦でトルコに2-3で敗退、優勝はブラジル)

そのときのメンバーも日本では馴染みがあります。

DF ホン・ミョンボ

MF アン・ジョンファン、パク・チソン、ユ・サンチョル、ユン・ジョンファン

FW チャ・ドゥリ、チェ・ヨンス、ファン・ソンホン

などなど、名立たる選手がたくさんです。

軍隊クラブ

では、「免除」されない選手たちは、どのようにサッカーを続けながら兵役義務を果たすのでしょうか!?

その1つの方法として、軍隊の持つクラブでプレーをする方法です。

韓国にはKリーグ1部に所属する尚州尚武FC(サンジュ・サンムFC)という軍隊のクラブがあります。

軍隊にいながらトップレベルでプレーできる環境はここだけです。

しかし、軍隊のクラブに入隊できる選手は一握りです。

27歳までにクラブに入隊しなければならず、競争率も非常に高いです。

ほとんどが、韓国代表歴がある選手やKリーグ・海外プロチーム在籍歴を持つ選手なのです。

このようなこの選手たちでさえも、書類審査、体力テストなどを受けなければならないのです。

韓国の徴兵制度の期間は?年齢??~休戦状態の朝鮮半島~①

韓国の徴兵制度~兵役中の訓練内容は?休暇は?給与は?~②

徴兵制度がもたらす韓国恋愛事情~アイドルがやってくる~③

韓国の徴兵制度は男の宿命~兵役免除の条件と徴兵拒否~④

韓国における兵役逃れの厳しい現実~兵役にまつわるあれこれ~⑤


「国防の義務」がサッカー選手(スポーツ選手)に与える影響は大きのは事実です。

今後、韓国のスポーツ選手に対しての改善策を見いだしていけるのかが課題かもしれません。

他にも、徴兵制度に関する記事を書いています。

この記事を含めて①~⑥まであります。

是非みて下さい!

つづく

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